若い隊員の“エキス”を集めよ

ヒトラーの新人種作戦に
集められたナチ女秘密警察とは
あらゆるベッド・テクニックで任務を遂行する
恐るべき親衛隊

ナチ女秘密警察SEX親衛隊


…まず、この映画をよく御理解いただき、心行くまで楽しんでいただくために、
ココ『ROXY』で同時上映されております『地獄に堕ちた勇者ども』、
そしてサンケイ戦争ブックス『ゲシュタポ』をお読みいただいてからの御鑑賞をお勧めいたします。
もし、そんな余裕ありゃしません!って方は只のよくあるナチ残虐物ポルノとしてお楽しみいただけます。
では、どうぞ…。


かいせつとものがたり

言っておきますが、どこのクレジットにも説明にも書いてありませんが、
コレは完全にあの巨匠ルチノ・ヴィスコンティの、
ドイツ三部作の第二弾!である『地獄に堕ちた勇者ども』の続編と見て間違いはないでしょう。絶対に!!
(一弾目が『ペニスに死す』三発目が狂王『ルードヴィッヒ』の中間に作ったナチ物名作映画! )
あの狂気荘厳なムードをよりシャープに、より俗っぽく、お話もわかりやすくポルノ風にした大名作であります!
監督はあの神をもお客さんをも恐れぬ無茶苦茶な破壊的ポルノ大作映画『カリギュラ』を作ったティント・ブラス!
素晴らしいお仕事をされておられます。
そしてなによりも驚くべきがそのキャスト! あの『地獄に〜』の主要人物がほとんど数人勢ぞろいなのであります!
まず驚くべきは、あの『地獄〜』で最後にあの鋼鉄会社を乗っ取り、ナチSS親衛隊として勝利した、
変態息子マルチンことヘルムート・ベルガー(バーガーと呼ぶのは好きじゃないので)が、その後!としか思えない役で出演!
当時大ヒットした『エマニエル夫人』も『続エマニエル夫人』を作ってヒットしたし…みたいなもんでしょうが、
しかしまるで2匹目のウナギを作るつもりがゴムの黒ヤモリになってしまったような素晴らしい映画です!

で、お話はといいますと、その変態性と妖しい美貌でグングンと親衛隊内でのしあがり、
ファッシオンもハーケンクロイツ付け過ぎでヤリすぎのナチ・ルック!(まるでナチ版ハカイダーみたい!キャ〜!)
で観客を痺れ挿す主役のお偉いさん!に昇格された元マルチンくん(役名忘れた…)のお話を中心に、
ナチスの狂気、残虐性、そのヤリ過ぎさ、などがとても見事に描かれています。
で、ここからはサンケイ戦争ブックスなどでお勉強しておいて欲しいのですが、
そのSS(ナチ親衛隊-変態-サド-ホモ-ゴロツキの集まり)の中でもその上位の座を狙うため、
現実社会と同じように様々な陰謀が渦巻いており、実際元マルチンも気が気ではない毎日です。
そこでグッド・アイディ〜アを思いついたのがさすが変態、元マルチンくん!

ベルリンの街に元マルチンくんも常連の、『サロン・キティー』
という有名で大繁昌なキャバレー兼娼館がありました。
…男色、女色、変態、その他お金持ち達が毎夜毎夜その狂気のショウと売春にいそしむ館…
そこで、半身男、半身女というテキレツな衣装で、
一人二役のロマンス・ショウを繰り広げる華麗なる女主人、マダム・キティー!
…それを演じるのがあの『地獄〜』でマルチンに最後毒殺されたはずの「おかあさん!」、
イングリッド・チューリン!…実は…実は…生きていたのです。
あんな鋼鉄所はさっさと見捨てて、気も狂ったついでにこのような狂乱な娼館で、
本領発揮に磨きを掛けての幸せな銭儲けをしていたとわ!とわとわ!サッスガ〜!
(あ、言い忘れましたけれど、あの同時に死んだ夫のダーク・ボガードも実は生きていたんです!
そう、あのあとちゃあんとナチの収容所に就職し、その後、あのナチ名作映画『愛の嵐』に出て、
コッソリとホテルの受付けなどしながら、影ではあの収容所送りになったシャーロット・ランプリング様と…
ああ!なんたるデカダンな人々!
内輪回しもココまでされると気持ちが悪いんですけど、見てるほうは楽しいですね!ワクワク!)

で、お話はその『サロン』をナチの秘密警察にして一儲け。
って事で、娼婦は全員女ッSS隊員に取返られ、
マダムの一生懸命の娼婦仕立てレッスンのもと、
各ヤリ部屋には極秘で盗聴マイクがしかれられ、 
事の最中、変態に軍部の悪口などを言わせて殺す!
というそれはそれは恐ろしいスパイ娼館になったのでした。
そこでその中にいた一際美しく幼い一人のしっかりものの
超美少女に元マルチンが恋をしてしまいます。
が、元マルチンのあまりの異常さとバカバカしさに愛想をつかし、
サディストになっていじめまくって弱味をにぎったあげく、
ある日戦場で闘ってきた兵士と寝ることのよって事の現状を知り、
愛に目覚め(!)、反ナチになる決心をするのです。
それをマダムに言うと、ナント、このマダム、
ココがそんなナチの情報娼館にされていたなど つゆしらず…(号泣!)
この娘と、ナチ倒しに励む決心をし、策略をたて、実行にうつすのですが…

ああコレ以上は言えません。ごらんくださいね。まぁ詳しいお話はさておいといて、
そのナチの狂気、そのムード、これぞデカダン!のエグさがとっても強烈!
残酷非情な収容所の様子、粋なサロンのショウ、娼婦にされた女達、そこに安っぽいメロドラマ風味が加わって
あの『キャバレー』とも『地獄に〜』ともチョット違うヤり過ぎでお笑い直前(笑)の独特のドイツ・ムード!
特に巨大なガラス張りナチ本部でのピアノ演奏に合わせて行われる男女入り交じっての歩行練習に性交練習!!
…コレがスゴイんです!どんなに楽しい撮影現場だったかしらん?と思いました!

この映画のあと、カントクはあの『カリギュラ』を作るのですが、
『カリギュラ」はそれこそものすごいシーンのオン・パレード!
お城の大きなお庭にすごい数の人々を首だけ出さして植えて、
それを強大な芝刈り機で刈り取る!…など。その他たっくさん!なのですが、
どれもがやりすぎてて気持ち悪くなるばかりで、まるで食べ過ぎ食あたりみたいな気分でした。(笑)。
それに主人公が『時計仕掛けのオレンジ』のマルコム・マクダウェルなんですが、
ちいともカッコよくないし、ただの仕返しSEX 狂いみたいで、すごくおもしろいんです!
噂によると、『カリギュラ』でお金を使い過ぎた割に不評だったのでその後カントク業を干されたとか…。
個人的にはアノ、ヤり過ぎないと気が納まらない感じが、とっても気になるカントクさんなのですが、
その後映画は…撮ってるんですか??誰か教えてくださ〜い。

とにかくこの卍ナチ女秘密警察SEX親衛隊卍はまず日本ではポルノ映画として紹介されました。
高校生だった僕は、梅田のポルノ映画館にコッソリと見にいき、
受付けのおじさんに頼み、ポスターまでもせしめてきたのであります。
と、話しがドンドンとそれてまいりますが、この映画のポルノ映画館初公開が1978年?
〜数年たって、ヴィスコンティ・ブームみたいなのがあった頃に、
原題の『サロン・キティ』で日本でも一般公開され、
「こりゃポルノだ!」と高級ヴィスコンティ・ファンに罵られたあげく、
ビデオ化もされましたが売れず、数年前『鉤十字の愛人』と題名を変え、
またまたポルノコーナー入りになりましたが、
…こんなにタイトル変わったらさがしようないワ!と怒っているアタクシなのでした!

チナミにこのホーム・ページはこの卍ナチ女秘密警察SEX親衛隊卍〜
『サロン・キティ』のイメージをかなりヤりたがっているのであります(笑)。
それ以上にホントにあのマダム・キティー…あの方こそアタクシの理想のマダムなのです!
どうぞ、皆様、ご機会さえあればぜひ、ぜひ御覧になっていただきたい一本でゴザイます。
 
 上のポスターは、その拝借してきたモノ(ボロボロ)を修正しましました(えらいコッチャ!)ものでゴザイます!
 下の写真は倫敦で見つけた映画館張り付け用?宣伝スチール。(タイトルが Madam Kitty …素敵でゴザイますわ…)


堕落した
退廃的な
地獄に堕ちた勇者ども

ナチ ドイツ 1939年


セックスは、只の芸術だけじゃない。武器になる。

マダムXキティーには .

宣伝文句もカッコイイ!ですワ!(そのマンマ…笑…でゴザイますワ!)
ではごゆっくり。必ず豪華な裏通りの映画館で。お家でビデオ、なんてダメ。デス!ブチ壊しでデカダンス!!




originale soundtrack record ~tema di margherita & on the morning after~




先発同時上映

 

薔薇族館隣狂乱娼館隣
der cinemahouse de madness
...for your pleasure...
場内喫煙
タバコ




BBS
(don't you like to be someone like in salon kitty?)


salonkitty@japan.co.jp
(don't you like to join us?)


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